WithSecure Rollback: 攻撃前の状態に復元
この新機能により、迅速かつ効率的に時間を巻き戻すことができます。その仕組みをご紹介します。
私たちは、攻撃を成功された場合であっても組織を保護するために WithSecure™ Elements に実用的な復元オプションを導入しました。このオプションは、攻撃された際の最初の対応策としてではなく、攻撃が成功してしまった場合の切り札となります。
WithSecure™ Rollbackは、Elements EPP に搭載されている DeepGuard、DataGuard、Application制御などの防御策が攻撃を防ぐことができないケースが起きた場合に備えて、Elements EPに追加の保護レイヤーとして提供されます。
他のベンダーでは、この機能を組織保護のための最初の手段として提供している場合もありますが、これだけで攻撃やデータ損失を防ぐことはできません。その動作を詳しく見てみましょう。
Rollback 機能とは
マルウェアによる攻撃を受けた後 Rollback 機能を使用すると、デバイス上のファイルや設定を攻撃前の状態に復元することができます。攻撃者がユーザーの PC に侵入し悪意のある行動を実行した場合、時間を巻き戻してファイルシステムとレジストリをリセットすることができます。これはバックアップからの復元よりも遙かに簡単に実行できます。
2023年1月、私たちはこの機能を Server Share Protectionで提供しており、WithSecure™ Rollback では同じ技術をベースに構築されています。Server Share Protection では、大規模なシステムに対して実行するロールバック機能を、ワークステーションに対して提供しました。
以下はその動作の様子です: デモ: WithSecure™ Elements EPP の Rollback
どのように機能するのか?
ユーザーがコンピュータ上でアプリケーションを起動すると、Elements EPP は WithSecure™ Security Cloud をチェックして、そのアプリケーションが既知のもので利用が許可されているものであることを確認します。
この時点で、少し懐疑的な気持ちになるのも無理はないでしょう。私たちは皆、たとえそれが正しい理由であったとしても、過剰なセキュリティ制御によって仕事の遂行が邪魔されるフラストレーションに慣れてしまっているからです。しかしこの点については、今は我慢してください。
有害だとわかっているアプリケーションは即座にブロックされ、安全だとわかっている場合は、すぐに起動できます。第三のケース (「未知」の場合) の場合、アプリケーションの起動は許可されますが、EPPエージェントはその行動を監視し、アプリケーションがエンドポイントのファイルシステムやレジストリに加えるすべての変更を追跡します。
アプリケーションが有害な行動を起こした場合、EPPはアプリケーションを終了させ、ファイルシステムとレジストリに加えられた変更をすべてロールバックします。
しかしこれが誤検知だった場合は、どうでなるのでしょうか ? そのアプリケーションで行っていたこれまでのすべての作業がロールバックによって事実上削除されてしまうとしたら、ユーザーにとっては大きなフラストレーションとなります。しかし心配はいりません。ロールバック中に削除されたすべてのデータと変更は隔離エリアに保存されるため、調査の結果それが本当に誤検知であることがわかった場合、ロールバックをキャンセルしてすべての変更を元に戻すことができます。
いつからこの機能が使えますか?
Elements EPP のエージェントの最新アップデート(現在v23.5)で、すでにRollback 機能がお試しいただけます。
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もっと詳しくWithSecure Elements Endpoint Protection
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